橋梁の点検・調査・補修補強設計
橋梁において予想される利用者被害(第三者被害)をなくすための点検、調査を実施し、補修補強設計を行い、安全で効果的な橋梁の維持管理を提供します。また、既設橋梁の耐震補強設計も行います。
作業の流れ
1.利用者被害の可能性についての橋梁損傷把握
損傷を把握するために遠望目視や非破壊検査を行い、異常があった場合には打音検査を行います。打音検査で濁音部が有った場合には、応急処置として叩き落し作業を行った後に防錆処理を行います。
可視画像
赤外線画像
2.損傷の程度や発生原因を把握するための詳細調査
橋梁における損傷の程度や発生原因を把握するために、調査・試験を実施します。
3.適切な補修・補強設計
点検結果、調査結果を元に、適切な補修、補強対策工の設計を行います。
4.橋脚の補強対策例
補強前の主な調査
- 下部工計測…形状調査
- 上部工計測…死荷重算出
- 鉄筋探査機…鉄筋ピッチ
- はつり調査…かぶり深さ調査
- コンクリート圧縮試験
- 中性化試験
調査結果
- 復元設計…鉄筋経算出
- 現況照査…耐力不足
- 桁かかり長不足
- アンカー長不足
対策工
- RC巻立て補強
- 落橋防止システム設置
- アンカーボルト追加